2015年12月22日、1週間前の英語圏での発表に続き、日本語のプレスリリースで以下の発表を行いました。

ソフトウェアデファインドのスケールアウト型オブジェクトストレージ製品であるCLOUDIAN HyperStoreは、利用者やアプリケーションがデータを保存するためのインターフェースとして、AWSが広く公開しているAmazon S3のAPI(Application Programing Interface)を提供しています。このS3 APIは、クラウドストレージサービスにおいては、事実上の標準とも言え、すでに数百種類ものアプリケーションやサービスが対応していると言われています。
一般的に、企業で使うファイルサーバーでは、SMBやNFSといった、近距離で閉じた企業内ネットワークで利用することを前提にしているファイル共有プロトコルが活用されています。
このたびオプションとして発表した「HyperStore Connect for Files」のAccess Pointを経由することで、これらのファイル共有プロトコルを、CLOUDIAN HyperStoreのS3 APIに変換します。簡単に言えば、多くの企業で利用しているWindowsやMacのファイルを、そのままCLOUDIAN HyperStoreに保存できるということです。
また、たとえば、東京と大阪、ニューヨークといった別々の拠点でファイル管理をしている場合、同じファイル名が存在して混乱したりということも起こり得ます。それを避けるためには、遠隔拠点間でもファイル名を統一して管理できることが必要になります。(グローバルネームスペース)
同時に、ひとつのファイルを使い複数の拠点で共同作業をするといった場合、片方の拠点で作業をしていれば、もう一方の拠点では修正できないようロックするといったことも必要になります。(グローバルファイルロック)
「HyperStore Connect for Files」では、Global View Managerをオプション追加することで、これらのグローバルネームスペースとグローバルファイルロックも可能となります。

今回の発表は、多くの記事で紹介いただきました。
IT Leaders: クラウディアン、オブジェクトストレージでのファイル共有を可能に
エンタープライズ/ジン:クラウディアン、「HyperStore」にファイル共有プロトコル等のオプションを発表
クラウドWatch:クラウディアン、「CLOUDIAN HyperStore」にファイル共有プロトコルのオプション追加
マイナビニュース:クラウディアン、CLOUDIAN HyperStoreにファイル共有プロトコルなどのオプション
BCN Bizline: クラウディアン、「HyperStore」にファイル共有プロトコルのオプション追加
キーマンズ:クラウディアン、複数拠点統合ストレージ基盤を簡単に構築可能に
なお、本オプションは、2016年初旬より日本で提供する予定です。ご興味がありましたら、ぜひお気軽にクラウディアンまでお問合せください。