現在、メディアアセットは画像・映像です。これらのデータ保管のためには、どのように、またどの程度ストレージを使っているのでしょうか? これが40年分あるとしたらどうしますか? 現在使っているソリューションは、これまでと同じ効率性を維持できるでしょうか?

現状、テープ保管がメディアアセットのアーカイブのために多く使われています。しかし、テープは寿命が限られているうえ、様々な制約を妥協せざるを得ないソリューションです。長期保管を考えると、テープの利用は徐々に少なくなっていくでしょう。

サタデーナイトライブをご存知でしょうか。テープ保管を考え直す良い例になります。サタデーナイトライブは、米国における代表的な長寿番組で、826エピソードと2966人の出演者からなるコンテンツを42シーズンに亘り放映してきました。そのデータ量は数ペタバイトにもなり、42年分のアーカイブデータが2つのデータセンターに保管されています。

それはまさに大量のデータです。そのデータを簡単に活用できなければ、膨大なアーカイブは無駄になってしまいます。このことがまさにサタデーナイトライブが、42年分のアセットをデジタル化して保存するために、オブジェクトストレージを活用する理由なのです。

もし、メディアアセットが単なるコールドストレージに保管されているのなら、考え直す時が来ています。まさにサタデーナイトライブが行っているように、効率的なアーカイブソリューションがあれば、ワークフローを大きく向上させ、40年間のアセットを収益化できるからです。