オブジェクトストレージ vs ファイルストレージ: 何が違うのか?

ファイルストレージにおいて、ファイルはディレクトリとサブディレクトリで階層構造に整理されます。容量が増えるにつれて、ファイルモデルは2つの理由から厄介になります。まず、パフォーマンスが一定の容量を超えると低下します。 NASシステム自体の処理能力は限られているため、プロセッサがボトルネックになります。容量の増加に伴う大規模なデータベース(ファイルルックアップテーブル)もパフォーマンスに影響します。オブジェクトストレージは、基本的にメタデータ・タグと一意の識別子とともにデータ自体をバンドルします。メタデータはカスタマイズ可能です。つまり、データごとに多くの識別情報を入力できます。これらのオブジェクトは、フラットなアドレス空間に格納されているため、リージョン間でデータの検索と取得が容易になります。このフラットなアドレス空間はスケーラビリティにも役立ちます。ノードを追加するだけで、ペタバイトを越えて拡張できます。

オブジェクトストレージ vs ブロックストレージ:何が違うのか?

ブロックストレージは、最も古い、最も簡単な形式のデータストレージです。データは「あなたが推測する」固定サイズのチャンク、すなわち「ブロック」に格納されます。それ自体では、ブロックは通常、データの一部を収容するだけです。オブジェクトストレージにおいて、データは、オブジェクトを形成する、カスタマイズ可能なメタデータ・タグと一意の識別子とともにバンドルされています。オブジェクトはフラットなアドレス空間に格納され、オブジェクトの格納数には制限なく、スケールアウトがはるかに簡単です。

Cloudianはバックアップの先に向かう

先日、「Storage Switzerland」というストレージ専門メディアがHyperStoreの製品分析記事を掲載し、たいへんに高い評価をいただきました。Cloudianが「バックアップとアーカイブの理想的な保存先」であり「あらゆるストレージニーズに対して検討すべきシステム」である理由がよくわかり

電通、クラウディアンら4社でディープラーニングを使った屋外デジタル広告実証実験

本年4月20日、「電通、クラウディアンら4社で、ディープラーニングを使った屋外デジタル広告実証実験に着手」についてプレスリリースを行いました。 プレスリリース これは、電通様、スマートインサイト様、QCT様と当社の4社が、インテル様のご協力も得ながら、ディープラーニングを活用して走行する車種を判別し、道路沿いに設置されたデジタルサイネージに最適な広告を表示させる実証実験を行うものです。 クラウディアンは、ディープラーニングを活用した実証実験システムの開発および教師データを含むビッグデータのストレージ製品であるCLOUDIAN HyperStoreを提供します。 また、電通様は屋外広告の企画、販売、および媒体開発、スマートインサイト様は屋外広告最適化の為の分析支援、QCT様は高性能サーバー等ハードウェア提供、そしてインテル様は高速演算技術支援を行っていただきます。 今回の発表は、ITシステム専門のメディアだけではなく、マーケティングに関心のある読者向けメディアや、自動車、IOTの専門メディアなど、さまざまな記事でご紹介いただきました。 日本経済新聞:http://nas/content/live/cloudian17.nikkei.com/article/DGXLZO99855880Z10C16A4TI5000/ 電通報:http://dentsu-ho.com/articles/3954 BCN … Read More

読者投票により最高のSDI(ソフトウェア定義インフラ)製品に選ばれました

先日、英語版TechTargetが発表した”Best Software Defined Infrastructure”のWinnerに、CLOUDIAN HyperStoreが選出されました。 http://searchdatacenter.techtarget.com/photostory/4500271263/Impact-Awards-honor-best-IT-products-companies-of-2016/2/Cloudian-HyperStore-flashes-its-compatibility 本記事によれば、この賞は800人以上の読者投票により決定されています(注記:自社製品への投票はできません)。クラウディアンの受賞に関する記事を日本語訳でご紹介いたします。 Need to store … Read More

遠隔拠点間でもファイル管理を統合できるオプションをCLOUDIAN HyperStoreに追加

2015年12月22日、1週間前の英語圏での発表に続き、日本語のプレスリリースで以下の発表を行いました。 CLOUDIAN HyperStoreにファイル共有プロトコル等のオプション追加 ~「HyperStore Connect for Files」により、複数遠隔拠点を統合するファイルベースのストレージ基盤を経済的に、簡単に構築運用 ~ ソフトウェアデファインドのスケールアウト型オブジェクトストレージ製品であるCLOUDIAN HyperStoreは、利用者やアプリケーションがデータを保存するためのインターフェースとして、AWSが広く公開しているAmazon S3のAPI(Application Programing … Read More

デモ動画を含め講演資料をまとめてご紹介(FIT2015:金融国際情報技術展)

先週10月15日と16日、東京国際フォーラムで開催されたFIT2015(金融国際情報技術展)にクラウディアンは出展しました。 CLOUDIAN HyperStoreのマルチデータセンター機能は、複数データーセンターにファイルをリアルタイムで複製、または数秒単位の準同期での複製が可能です。 そのため、従来のストレージシステムのように、バックアップ用データセンターに予備の装置を購入設置したり、専用アプリケーション等の必要なしに、DR(Disaster Recovery:災害復旧)対策やBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を実現できます。 このマルチデータセンター機能について金融業界のお客様から、具体的な活用方法を教えて欲しいとのご要望をいただいたことが、今回の出展につながりました。 ブースでは、パートナー様も含め、多くのプレゼンを実施いたしました。ここでまとめてご紹介させていただきます。まずは動画です。米国サンフランシスコとニューヨーク間で数秒でファイルの複製が完了している模様をデモしています。 そして、クラウディアンからのプレゼン資料を御紹介します。 … Read More

デストロイクラウドに勝てるか、クラウディアン

本日、日米研究機関11拠点で災害復旧対策を検証する大阪大学主幹プロジェクトが評価する商用製品にCLOUDIAN HyperStoreが採用されたことを発表しました。 プレスリリース 数多くの記事でご紹介いただきました。 クラウディアンの広域分散ストレージ、DESTCloudプロジェクトの評価検証製品に選定 :   日米11大学による災害復旧検証プロジェクトが始動 - 日本生まれストレージ「COUDIAN HyperStore」の実力やいかに : ... Read More

新コンセプトのアプライアンス、コードネームは”SAMURAI”と”SUMO”

米国時間の9月10日、新しいコンセプトのハードウェアアプライアンス、SAMURAIとSUMOを英語版プレスリリースで発表しました。このSAMURAIとSUMOは社内のコードネームです。その名残は、ベゼル(フロントパネル)のデザインに残っています。日本の兜をイメージしています。 このSAMURAIは、製品名はFL3000μNODEといい、次のようなサーバーです。ひとつの筐体に最大8つのμNODEという小型サーバーを収納できます。 データを大量に保存するハードディスクドライブ(HDD)はなく、半導体メモリの高速記憶装置であるSSDだけが搭載されています。 そのため、もうひとつのSUMOと「組み合わせて」利用します。このSUMOは、HDDを最大60ディスクまで搭載できる超大型のデータ格納装置です。 このSAMURAIもSUMOも、ファンや電源も含む全てのパーツが運用したまま交換可能(ホットスワップ)です。 そして、SAMURAIではμNODEを3台、SUMOも数台のディスクから始め、データ量が増えるに従って、このひとつの筐体にそれぞれを追加するだけで、全体のストレージ容量を拡張できます。 ひとつの筐体であれば最大480TB、SAMURAIとSUMOを収納したひとつのラックであれば、最大3.8PBまでのデータ容量を確保できます。 これまでは、マザーボードとHDDがひとつの筐体となったサーバーを多数並列して、分散ストレージを構築してきました。そこでは、パーツの1部でも故障すれば、筐体そのものを交換しなければなりません。 SAMURAIとSUMOであれば、筐体はそのままで、μNODE、ファンや電源等のパーツ、HDDを取り換えるだけです。数年おきに買換・置換を繰り返す必要のない、長年に亘り使い続けられる「Forever-live Storage」となります。 … Read More

Lenovo System x + CLOUDIAN HyperStoreの性能・動作検証結果を発表

先日、レノボ・ジャパン様と共同で実施したLenovo System xをハードウェアとして使ったCLOUDIAN HyperStoreの性能・動作検証結果レポートを公表しました。 最近、多くのITインフラベンダーが「ソフトウェアデファインド(ソフトウェア定義)」という表現を使い始めています。このソフトウェアデファインドについては、IT Leadersの連載「ハイブリッドクラウド時代必修ITインフラの基礎知識」で解説をしています。詳細は、「【第3回】次世代ITインフラはソフトウェアが定義する」 をご覧ください。   ソフトウェアデファインド(Software Defined)の定義: 汎用的なハードウェアを使いながら、ソフトウェアによって必要な機能を実現することで、専用ハードウェアと変わらぬ機能を実現すること、および、その仕組み … Read More