オブジェクトストレージ vs ファイルストレージ: 何が違うのか?
ファイルストレージにおいて、ファイルはディレクトリとサブディレクトリで階層構造に整理されます。容量が増えるにつれて、ファイルモデルは2つの理由から厄介になります。まず、パフォーマンスが一定の容量を超えると低下します。 NASシステム自体の処理能力は限られているため、プロセッサがボトルネックになります。容量の増加に伴う大規模なデータベース(ファイルルックアップテーブル)もパフォーマンスに影響します。オブジェクトストレージは、基本的にメタデータ・タグと一意の識別子とともにデータ自体をバンドルします。メタデータはカスタマイズ可能です。つまり、データごとに多くの識別情報を入力できます。これらのオブジェクトは、フラットなアドレス空間に格納されているため、リージョン間でデータの検索と取得が容易になります。このフラットなアドレス空間はスケーラビリティにも役立ちます。ノードを追加するだけで、ペタバイトを越えて拡張できます。