クラウディアン、2020年事業戦略を発表 ビジネスパートナーとの連携強化で市場拡大へ 目指すは200%の売上増
2020年4月1日
クラウディアン株式会社
オブジェクトストレージベンダー・クラウディアンInc.(本社:米国)の日本法人・クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ブライアン・バーンズ、以下クラウディアン)は本日、2020年度の事業戦略を発表します。
2018年から2019年にかけて3倍強の業績アップを果たしたクラウディアングローバルで今期、2019年の2倍以上の売上を目指します。この目標を達成すべく、クラウディアンは以下の事業戦略を図っていきます。
■2020年度事業戦略概要
1.ディストリビューター施策
昨年、クラウディアンは株式会社ネットワールドとディストリビューション契約を締結。今期は同社との協力をさらに強化し、同社が強みとするサービスプロバイダー、メーカー、エンターテインメント、政府機関、金融業界などの市場に対して、日本国内の積極的なセールスを展開していきます。また同社はVMware[下記2参考]の世界で最も重要なディストリビューターの一つであり、顧客ベースへの理想的なチャネルの提供が可能となり、売上増への貢献が期待できます。さらに他のディストリビューター及びリセラーとの関係を緊密にするとともに、金融、小売等のマーケットに強い販売・ソリューション提供会社との新たな連携を開拓し、新規市場への進出も進めていきます。
2.VMwareとの連携強化によるサービスプロバイダー市場の拡大
VMwareの主要な市場の一つにサービスプロバイダー市場があります。同社は完全統合連携するオブジェクトストレージ製品として、グローバルで初めて、クラウディアンHyperStoreを選択しています。VMware製品を使用するサービスプロバイダーは、VMwareから直接、このオブジェクトストレージを購入し、VMware Cloud Directorのインターフェースから直接、データ制御および管理が可能となります。さらに海外では「VMware Tanzu」を介し、アプリケーションのデータリポジトリとしてより多くの企業ができるようにVMwareとの連携ソリューションが増えています。日本においても、コンテナの運用管理と自動化を目的に設計されたKubernetesに関心も高く、VMware Tanzuによって、利用しやすくなったこの先端技術との連携も、興味をもって頂いています。このような背景から、VMwareとの連携によるサービスプロバイダー市場の拡大を図っていきます。
3.アライアンスパートナー戦略
クラウディアンは現在、ワールドワイドでスイスのVeeam Software社、米国・Splunk社、同Pure Storage社等と緊密に連携し、独自の強力なソリューションを提供しています。
Veeam Softwareは業界で唯一のランサムウェアのフェイルセーフ保護を実現するため、クラウディアンのオブジェクトロック機能を活用します。これにより、サービスプロバイダーは業界初のランサムウェア保護サービスを顧客に提供できるようになります。また、この組み合わせを企業内のオンプレミスのソリューションとして構築することも可能です。
Splunk社とは現在、同社と協力のもと世界の主要金融機関、政府機関やメディアに、高度に最適化されたアーキテクチャを提供しています。今後Splunk、クラウディアン、システムインテグレーター、そして最も重要な顧客を含むすべての利害関係者に、より多くのWin-Winの機会を創造していきます。
4.製品戦略今後、以下の機能を備えた最先端製品を開発していく予定です。
- AI、ML(機械学習)、IoTアプリケーションのストレージバックボーンで使用されているHyperStoreでは、オブジェクトストレージのインスタンスを仮想化およびコンテナ化し、Spark、Presto、Tensorflowなどの分析ツールから直接アクセスでき、KubernetesやVMware Tanzuなどのオーケストレータから直接のデプロイが可能となります。
- 最高密度HDDの早期アクセスを提供するSeagateとのパートナーシップにより、業界で最大容量の4Uユニット(物理容量5PB)を2019年8月から提供しており、今後もより一層の高密度製品を提供する予定です。
- より高速なCPUとGPUを含むアップグレードされたプラットフォームにより、MLおよびAIサービスでデータへの直接アクセスが可能となり、ネットワークのボトルネック問題を解消。
- 特に政府機関及び金融業界が必要とする強力な認証ポートフォリオを、さらに拡大・強化して提供します。
- 管理ポートフォリオにより導入状況をより動的に把握することが可能となり、運用・保守性が向上。
- さまざまなクラウドプロバイダーやVMwareと緊密に連携し、データセンターの動的な拡張を可能にする自動化APIを提供。
Cloudianについて
クラウディアンは、業界で最も高度なS3互換性と、広範なパートナーシップエコシステムを備えた、最も広く導入されているオブジェクトストレージシステムの独立ベンダーです。 ソフトウェア・デファインド・ストレージ製品HyperStoreは、無限の拡張性とクラウドライクのテクノロジー、柔軟性、そして経済性をデータセンターに提供します。 クラウディアンのグローバルデータファブリックアーキテクチャにより、単一の統合プラットフォームを構築し、オンプレミスとパブリッククラウド両方のサイトにわたりデータをシームレスに保存、検索、保護することが可能となります。 詳しくはhttps://cloudian.com/jp/をご覧ください。
※本件に関する報道関係者の問い合わせ先
クラウディアン株式会社
マーケティング担当
03-6418-6466
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