クラウディアン、2021年度事業戦略を発表
チャネルパートナーとテクノロジーパートナー戦略的連携 市場拡大を目指す
オブジェクトストレージベンダー・Cloudian Inc.(本社:米国、以下Cloudian)の日本法人・
クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ブライアン・バーンズ、以下クラウディアン)は本日、2021年度の事業戦略を発表します。
2020年Cloudianは、全世界の顧客基盤を36%拡大し、550社以上の顧客を獲得しました。またCloudianのストレージ容量の総計は63%増加しました。日本では2020年の国内ユーザー数を合わせた利用総容量は2019年の約250%となりました。2021年も、当社の成長を継続するために、チャネルパートナー、VMwareなどのキーテクノロジーパートナーとの連携を加速させていきます。ハイブリッドクラウド、データのリパトリエーション(回帰)、企業データの成長や保護方法の変化など市場動向を踏まえ、バックアップソフトウェアベンダーやサーバーOEMパートナーなどの技術提携パートナーと緊密に連携および協力していくことに注力します。
■2021年度事業戦略概要
1.パートナーシップ戦略
①ディストリビュータとリセラーネットワークによるビジネスの拡大
既存販売代理店に加え、昨年新たに参画したネットワールド社の広範で付加価値の高いリセラーネットワークは、日本の主要顧客のデジタルトランスフォーメーションを可能にする戦略的プラットフォームを提供します。クラウディアンは、戦略的チャネルパートナーであるネットワールド社と緊密に連携して、当社のビジネスに関連する新しい業界トレンドを特定し強化していきます。
②戦略的パートナーであるVMwareとの緊密な連携
CloudianとVMwareの複数年にわたるパートナーシップにより、2つの戦略的製品が生み出されました。1つ目は、Cloudian のオブジェクトストレージをV- Cloud製品に統合し、世界中の多くのサービスプロバイダに導入されています。2つ目は、VMware vSAN Persistent Servicesプラットフォームに統合することで、従来のVMまたはコンテナ (Tanzu) から直接Cloudianストレージに導入および管理できます。今後も、セールスとマーケティングの両面でVMware Japanと緊密に連携し、サービスプロバイダーやオブジェクトストレージを必要とする新規および既存のVSANの導入を推進していきます。
2. 製品&ソリューション戦略
①次世代分析プラットフォームの実現
日本市場には、強力で柔軟なアーキテクチャとワークフローを採用する、世界でも有数の最先端研究施設があり、このような大規模な研究センターでは、オンプレミスのプライベートクラウドとパブリッククラウドの両方のメリットが求められています。CloudianHyperStoreは、ネイティブS3とNFSをサポートし、任意のパブリッククラウドに階層化できるため、オンプレミスのリソースが制限されたときにパブリッククラウドに移行することも可能です。2021年は、国内の他の研究センターや大学でも、同様のコストとパフォーマンスを最適化したハイブリッドアーキテクチャを実現できるようにする予定です。
②バックアップ、アーカイブ、ランサムウェア対策
日本のすべての企業は、データのバックアップとアーカイブを必要としています。Cloudianは、世界で最も革新的で費用効果の高いバックアップソフトウェアベンダーと緊密に連携し、企業の最新のニーズを最も効率的な方法で満たすエンドツーエンドのソリューションを開発してきました。 その最たる例が「オブジェクトロック」機能によるデータの不変性です。 日本でもランサムウェア攻撃はかつてない勢いで増加しています。2021年にはFINRAが認定する「オブジェクトロック」によるデータの不変性をサポートする主要なバックアップベンダーとのパートナーシップを強化し、ランサムウェア攻撃からのデータ保護だけでなく、たとえ内部の管理者であってもバックアップの改ざんや削除が不可能になります。
③CloudianHyperStoreの独自機能を日本の状況下で活用
日本国内では、ネイティブS3 API、高度なマルチテナント機能、クラウドライクな操作のしやすさなど、当社独自の機能を引き続きアピールしていきたいと考えています。 CloudianHyperStoreの最もユニークなメリットの1つは、自己管理型ストレージで、これにより運用上のオーバーヘッドがほぼゼロで大規模なクラスターの管理が可能になります。 一度導入されると、当社のストレージはパブリッククラウドとまったく同じように使用され、100テラバイトのホスティングでも100ペタバイトのホスティングでも、実質的には同じ運用ワークロードになります。日本での技術者の人材不足が深刻である点を考えると、これは大幅なコスト削減につながります。日本の深刻な技術者不足を考えると、これは大幅なコスト削減につながり、優秀なエンジニアはより戦略的な取り組みに集中することができます。また、これにより、災害対策のために複数のデータセンターを必要とする企業は、クラスターを DC 間で分割することが可能となり、DC-DC 間のレイテンシは低いが、企業にとっては数百万ドルの設備コストを節約できる。日本は、長距離でこの低遅延を保証できる世界でも数少ない国の一つであり、このユニークな機能を活用するためには、他に類を見ない立場にあります。
今年度、急成長を続ける日本の政府機関向けビジネスを追求していきます。 2020年には、バックアップやアーカイブから次世代ゲノム配列(シーケンサー)プロジェクトに至るまで、政府機関の顧客を新たに5社、合計7社増やしました。 政府機関は安全でソブリン(主権的)なストレージを必要としており、世界中の12以上の政府機関から、市場で最も安全なオブジェクトストレージとして圧倒的に高い評価を得ています。また、CloudianHyperStoreの最も説得力のあるユースケースの多くは、インダストリー5.0としても知られる、日本のバイタリティーにあふれた次世代製造業にあります。 国内で最も有名なメーカーの1つは、地理的に分散したS3データレイク、最適化されたデータフローのためのエッジコンピューティング、Presto、Kafka、Sparkを使用した分析エンジンのグローバルメタデータ検索など、次世代アーキテクチャのために、Cloudianを利用しています。
2021年も、業績成長を目指し、ソリューションパートナーやチャネルパートナーとの緊密な連携を継続していきます。
Cloudianについて
クラウディアンは、業界で最も高度なS3互換性と、広範なパートナーシップエコシステムを備えた、最も広く導入されているオブジェクトストレージシステムの独立ベンダーです。 ソフトウェア・デファインド・ストレージ製品HyperStoreは、無限の拡張性とクラウドライクのテクノロジー、柔軟性、そして経済性をデータセンターに提供します。 クラウディアンのグローバルデータファブリックアーキテクチャにより、単一の統合プラットフォームを構築し、オンプレミスとパブリッククラウド両方のサイトにわたりデータをシームレスに保存、検索、保護することが可能となります。 詳しくはhttps://cloudian.com/jp/をご覧ください。
※本件に関する報道関係者の問い合わせ先
クラウディアン株式会社
マーケティング担当
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