アール・アイとクラウディアン、
データをPCで持ち歩かないファイル仮想化で連携

~ Shadow DesktopとCLOUDIAN HyperStoreのハイブリッドクラウドが、PC紛失・盗難における情報漏えいリスクを低減。データを持ち歩かないワークスタイル変革の実現を促進します  ~

株式会社アール・アイ(本社:東京都千代田区、代表取締役:小川 敦)とクラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷、代表取締役:太田 洋)は、アール・アイが開発提供するファイル仮想化製品「Shadow Desktop」と、クラウディアンが開発提供するAmazon S3 API完全準拠のオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HyperStore」により、ハイブリッドクラウド対応のファイル仮想化ソリューションを提供できることになりましたので、お知らせいたします。

Shadow Desktopは、利便性を落とさずPCをデータレスの状態にする、ファイル仮想化ソリューションです。インターネット経由でどこからでもファイルを読み書きすることができ、紛失・盗難における情報漏えいリスクを大きく低減できます。

今回のCLOUDIAN HyperStoreとの連携により、データの目的や種類に応じて最適な場所にファイルが自動保存される仕組みが提供できるようになりました。利用頻度が高く容量の大きなファイルは社内のオンプレミス環境に、殆どアクセスされていないファイルは安価なパブリッククラウドに保存するなど、ハイブリッドな利活用をすることにより、導入企業のTCO削減に貢献します。

■ 連携による市場ターゲット

今回の連携により、専用モデルの提供とアライアンスを強化致します。 ネットワーク分離のニーズが高い文教・自治体専用モデルと、ロケーションを有効活用したデータセンター事業者及びクラウド事業者へOEM専用モデルを提供します。またお客様の要望に合わせたオンプレミスストレージとのアプライアンス化も視野に活動してまいります

■ Shadow Desktopの特長

Shadow Desktopをインストールすると、デスクトップやドキュメント内のファイルが自動的に仮想化されます。あたかもユーザーの手元にファイルがあるように見えますが、データの実体はクラウド上のストレージに存在しています。導入前とPCの使い方が一切変わらないため、ユーザー教育が不要で簡単に導入できるのが特徴です。

一般的に、デスクトップ仮想化ソリューションではクラウド上のCPUリソースを使うため、常時インターネット接続が必要です。Shadow Desktopは必要なファイルをクラウドストレージから自動的にダウンロードし、コンピュータ内の特殊なドライブにキャッシュするため、インターネット接続が途絶えてもそのまま使えます。

キャッシュしているファイルは全て暗号化され、コンピュータをシャットダウンすると自動的に消去されます。仮に持ち出したPCを紛失した場合には、管理者が即座にセッションを切ることができ、同時にキャッシュも自動的に消去されるので、情報漏洩対策として非常に効果的です。

PCを外部で紛失したユーザーは、管理者より新たに付与されたパスワードを使い別端末でログインし直せばすぐさま業務復帰が可能です。また、端末のリプレイス時には、データの引っ越し作業が不要となり、OSの変更も問わないため、工数・コスト削減及び生産性向上に貢献します。

「Shadow Desktopの運用イメージ

 

■ CLOUDIAN HyperStoreの特長

日本で生まれたCLOUDIAN HyperStoreは、ビッグデータを経済的に、安全に保存できるソフトウェアによるオブジェクトストレージ製品です。日本においては、ニフティ、NTTコミュニケーションズ、NTT東日本等の大手サービス事業者や、大手企業ITのストレージシステムとして採用されています。最近では、特に欧米のお客様数を急速に増やし、数多くの世界大手企業に採用されるに至っています。

企業構内に閉じて利用する従来型の物理的なストレージ装置とは異なり、クラウドストレージサービスのようにインターネット経由で安全にデータの読み書きができます。そして、仮想的なストレージであることから、API(Application Programming Interface)と、セルフサービスポータルから、ストレージ領域の調達、設定、管理の操作を行えます。

特に、クラウドストレージの事実上の標準であるAmazon S3 APIに完全準拠しているため、S3 APIに対応するクライアントやアプリケーションを改修することなく活用できます。

なお、両製品の接続性検証は、クラウディアンのラボ環境にてS3 API対応アプリケーションとの接続性を無償で検証する「S3 API接続検証プログラム」により実施しました。

「S3 API接続検証プログラムロゴ」

 

■ アール・アイについて

製品の企画・開発・販売・サポートを一貫して行なっている純国産の総合データプロテクションメーカーです。 データ一括保護やバックアップに関する特許技術を軸に、企業内のデータ保全や情報漏洩防止に貢献しています。主な製品として、集中管理型バックアップソフト「Secure Back」シリーズ、スタンドアロン型バックアップソフト「Air Back」シリーズ、データ保護ソフト「シークレットフォルダー」シリーズ、データベース同期ソフト「KeepSync」があります。

 

■ クラウディアンについて

日本と米国を開発拠点とするクラウディアンは、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミス環境でハイブリッドに活用できるSDS(Software Defined Storageソフトウェア定義ストレージ)である「CLOUDIAN HyperStore」をソフトウェア製品およびハードウェアアプライアンス製品により提供しています。

ホームページ: https://cloudian.com/jp/
Facebook: https://www.facebook.com/cloudianjapan
Twitter: https://twitter.com/Cloudian_KK

※本プレスリリース内の商標や登録商標はすべて各所有者の資産です。