金沢大学、研究データの管理・保護に クラウディアンのオブジェクトストレージを採用
クラウディアンがパブリック·クラウドとシームレスに統合し、
拡張性、安全性、コスト効率に優れたオンプレミス·ストレージを提供
2021年9月7日 – クラウディアン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ブライアン·バーンズ、以下クラウディアン)は本日、金沢大学がビッグデータの管理·分析を含む同大学の研究基盤および支援体制を強化するための主要な取り組みの一環として、CloudianのHyperStore®オブジェクトストレージソフトウェアを導入したことを発表しました。クラウディアンのソリューションにより、金沢大学は、機密性の高い研究データをオンプレミスで保存·保護し、このデータの増加に合わせてコスト効率よく容易に拡張することが可能になります。
150年以上の歴史を持つ金沢大学は、現在、「地域と世界に開かれた教育重視の研究大学 」を基本理念としています。 同大学は、研究基盤の強化のため、国立情報学研究所(NII)が運営する研究データ管理サービス「GakuNin RDM」プラットフォームを利用することにしました。これは、組織を超えた研究室や共同研究者間の安全なデータ管理·共有を実現するものです。
GakuNin RDMでは、現在、研究者1人あたり100GBの容量を「標準ストレージ」として無料で提供しています。しかし、これでは先端研究を行うには十分な容量とは言えず、金沢大学では、データの管理と保護のために、より拡張性の高いストレージ基盤が必要であると認識していました。特に、パブリッククラウドには保存できない機密性の高いデータの管理が必要でした。
様々なオンプレミスのストレージを検討した結果、同大学はクラウディアン社のHyperStoreオブジェクトストレージソフトウェアの導入を決定しました。
金沢大学 総合技術部情報部門 主任技術職員の松平拓也氏は、「国内外で実績があるクラウディアンに着目しました。これに加えてHyperStoreを独自に評価した結果、オンプレミスのデータ管理·保護のニーズを満たすための最適なソリューションであると判断しました。」と語ります。
「GakuNin RDMでは、外部ストレージとの接続にS3 APIを使用していますが、HyperStoreはS3に完全にネイティブ対応しているため、非常に簡単に統合できました。さらに、機密性の低いデータはパブリッククラウドのストレージを利用するハイブリッドクラウドモデルを採用しているため、Cloudian HyperStoreのS3互換性により、将来的にパブリッククラウドのストレージとの間でデータを移動させることができる柔軟性を備えています」と松平氏は評価しています。
現在のところ、利用者ごとにストレージ領域を割り当てる方式を採っているが、使いやすいインタフェースのため運用は容易だという。HyperStoreでは、ユーザーごとにIAMやS3APIのアクセスキーIDとシークレットキーを発行することができ、高いレベルのデータセキュリティを実現しています。
金沢大学のインフラ近代化プロジェクトはまだ始まったばかりですが、大学はすでにその成果に満足しています。
「HyperStoreは、我々の研究目的をサポートするために必要な拡張性とコスト効率を提供してくれています。最も重要なのは、機密性の高い研究データをオンプレミスで安全に管理し、GakuNin RDMに簡単に接続できる環境を実現していることです。今後は、この経験とノウハウを他学にも伝え、研究データ管理の取り組みを広げていきたい」と学術メディア創成センター 学術システム部門 准教授 高田良宏氏は語ります。
また、「将来的には、教育DXの取り組みによって、新しい教材データ管理(TDM:Teaching materials Data Management)基盤も必要になると考えています。機微な研究データと次世代の教材データの両方を学内で安全に保管するストレージ基盤として、HyperStoreの活用を前向きに検討していきたいと考えています。また、研究データの活用につながる技術を含めて、HyperStoreの進化にも期待しています」(高田氏)としています。
Cloudianについて
Cloudianは、最も広く導入されているオブジェクトストレージの独立ベンダーです。 ネイティブS3 APIにより、データセンターにパブリッククラウドストレージの拡張性と柔軟性をもたらすと同時に、ランサムウェア保護を提供し、従来のSAN / NASおよびパブリッククラウドと比較しTCOを60%以上削減します。 地理的に分散されたアーキテクチャにより、ユーザーは単一のプラットフォームから、オンプレミスとクラウドのサイト間でオブジェクトとファイルのデータを管理および保護することが可能になります。Cloudianは、ソフトウェアまたはアプライアンスとして利用可能で、従来のアプリケーションとコンテナ化されたアプリケーションをサポートします。詳しくはhttps://cloudian.com/jp/をご覧ください。
本件に関する報道関係者の問い合わせ先:
クラウディアン株式会社
マーケティング担当: 三浦
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