3月8日に目黒雅叙園で開催された「データマネジメント2017~データが繋ぐ共創社会~」で講演をしました。クラウディアンはストレージ製品を開発提供している会社です。そのため、いつもは「ストレージ」をテーマにしたイベントやセミナーに出展し、講演することが多いのですが、今回は「データマネジメント」がテーマです。
クラウディアンが電通様と実施したIoT+AIを使った実証実験や米国カリフォルニア州モンテベロ市における市営バスに設置されたビデオカメラ映像をリアルタイムでストレージする採用事例などをご紹介し、これからは「IoT、ビッグデータ、AI」が相互連携してゆくことは必然というメインのメッセージをお話ししました。
それは、IoTはモバイルネットワークが整備され、デバイスが小型化・多様化し、インダストリー2.0のように産官学で普及を促進しています。このIoTは人間が生み出すデータと違い、24時間365日休まず送り続けられるセンサーのログや監視・モニターカメラからの映像や画像です。そのため、従来の想定をはるかにこえるデータ量、すなわちビッグデータとなります。このビッグデータは人間が扱える量を越える規模です。そのため、このビッグデータを分類整理するためAIを活用するようになります。
すなわち、IoTはビッグデータを生み、AIがビッグデータを使い易いスマートなデータにするということです。
しかし、AIのなかでも最近注目を集めるディープラーニング(深層学習)は、従来のマシンラーニング(機械学習)とは異なり、大量のデータを学習することで、高い認識精度を得ることができるようになります。つまり、AIにはビッグデータが必要なのです。そして、当然のことながら、ビッグデータを集めるためにはIoTが不可欠です。
このように、IoT、ビッグデータ、AIは、これからの時代それぞれが相互依存し切り離せないものになるということです。
ここまでの内容をご紹介したのが、このスライドです。
本講演は、ITLeaders記事でも紹介されています。ぜひご覧ください。
http://it.impressbm.co.jp/articles/-/14382